「ガリレオ」を見る
探偵ガリレオで
湯川助教授を演じるのは
てっきり佐野史郎さんだと思っていた。
だって、文庫本の解説に書いてあったもの。
月9でドラマ化されると知り
主役は誰か
おおいに気になった。
発表されたのは福山雅治、
わたしにとっては「ひとつ屋根の下」の
ちい兄ちゃんの印象しかない。
彼の出ている番組はあんまり見ていないので
まじまじ顔を見るのは今回が初めてかも。
ワトソン役は小説とは異なり
若い女刑事、柴咲コウ
熱血な彼女と、変人福山の間に
何かが芽生える…と期待させるキャスティングである。
ところが
始まってすぐにびっくり。
犯人が割れている。
ゲストの唐沢寿明がそのひとだ。
進行にしたがって違和感は募る。
もともとこの小説は
湯川と草薙、ふたりのつかず離れずの関係と
謎解きの両面を
3分7分で描いている。
あり得ない謎を解く湯川の頭脳、
オカルトか、と思われる事件を
ていねいに「解題」するその手際がきもちよいのだ。
ドラマでは、福山ガリレオと、柴咲刑事、
二人の関係にかなり力点が置かれていて
その間に謎が挟まる、という具合だ。
実験の場面は
さすがに映像見ると面白いが
興味深いのはその部分だけ、と言ってよい。
視聴率はいいらしい。
これからは
ゲストが良ければ見ることにしよう。
と決めた2回目は
小市漫太郎が登場で
結局最後まで真面目に見た。
ちかごろドラマがつまらなくて困る。
映画や演劇のほうが面白いのだ。
テレビ局は
このドラマで「踊る大捜査線」のような
おいしい泥鰌を狙っているようだ。
このコンビで
映画「容疑者Xの献身」を映画化する、と予告があった。
湯川ガリレオシリーズの長編で
発表された年
ミステリーの賞を総なめにした話題作。
映画向きに見えるだろうなあ。
場所(東京の川べり)
アパートの二つの部屋
豊富なトリックなどなど。
しかし東野さんの小説の底のほうに流れる
かすかな苦味は
映像化されるだろうか。
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